カナダ先住民に学ぶ狩猟の世界!生きるとは命をいただくことなんだなと気づきます!

書籍

どうも、ヨシヒコです。

ふと見ていたYouTubeで気になる方がいた。
「黒田未来雄」さんというNHK自然番組のディレクターだった方が「猟師」になるまでの物語。

他のYouTubeなどを拝見しながら、狩猟の世界は動物の命をいただくことが基本であり、その命があってこそ我々人間は生きることができる。

そう、「生きてる」じゃなくて「生かされてる」とも言い換えられることが納得する。

動物だけじゃなくて植物も命がある。
その命を育てて収穫する。

家畜も同様に育てて命を奪って食肉加工する。

フィッシングが趣味なので、ターゲットによっては自ら命を奪って頂くこともある。
でも、肉に関してはどうだろう?

基本的に店で購入するか食べるか。

それだけ。

肉に関しては自ら命を奪って食肉にするということはほとんどの人がやってない。
目の前にある加工済みの肉ばかり。

その奥を辿れば牛や豚、羊や鶏の命がある。

目の前に出された肉は「美味しい」と言いながら食べてるのに、その命を自分で殺(あや)めて食べようとする人はほぼいない。

本当にごく一部の猟師くらいだと思う。

その世界を見たくなってしまった。

狩猟民族から現在の人間社会が作られたと考えるのは、小中学校の社会で学んで分かってる部分。
分業しながら現在の社会が形成されて発展してきた。

見たくないものを見なくて済むように。
また、見られたくないことを見えないように・・・。

なんだかウンザリしてしまう世の中だ。

でも、動物の世界は命を維持しながら命を繋ぐ、生命体の基本がそこにあり、自ら命を断つものもいない。

動物は好きだし道路で轢かれてる動物(ロードキル)を見るたびに心が痛いし、視界に入るたびに轢かれるなよーって心の中ではいつも思う。

でも、考えるほどに何か矛盾してる自分がいる???

家畜運搬車に何頭もの牛が乗ってる。
食肉加工会社の近くで見ると、あの命は人間の食のためにそろそろ終わりを迎えて、数日後には「肉」という形で人間の目の前に出てくる。

どの牛がどこで生まれどこで育ちどこに運ばれどこで解体されてるのか・・・

そこまで考えて食べることはほぼない。

熊を駆除したら大騒ぎ。

人間の命を奪い、生活の糧としている動物や食物に被害を与える個体にも関わらず・・・。

誰だって共存できるなら命なんて奪いたくないというのが本音だと思う。

でも、人間の都合で生きていくために動物は必要であるとともに、有害となるモノは排除していかなくてはならない。

命の世界では人間が一番弱いから。
他の命を奪わないと生きていけない。
生きるとは殺すこと!

自分が生きてるうちに、その意味を理解するための経験は無駄にならない。
そう思うことができる。

読みながら何度か涙腺が崩壊する。

そのリアリティさが伝わる書籍ってあまりないと思うんだけど、「命」というテーマに関して深く考えさせられる。

書籍にも書かれていたけど、自分ならどうか?

確かに猟銃や罠で捕獲される動物は可哀想だと思う。
でも、自分が逆の立場なら・・・

狭い牛舎で餌を与えられ自由はなく、ただ食べられるためだけに育てられる生活。
自然の中で自己責任のもとで自由に生きて、場合によっては人間に捉えられてしまう。

僕なら後者かな。

人間も同じく、いつかは終える命。
ヴィーガンの方にはオススメできないけど、食生活の中に「肉食」があるなら是非とも読んでもらいたい。

「獲る 食べる 生きる」

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