どうも、ヨシヒコです。
冬の狩猟では足元の防護が極めて重要です。
雪深い環境や湿地帯を歩く際、ゲイターは足元を守るだけでなく、快適さを保つための必須アイテムです。
今回は、僕が選んだシートゥサミットの「クアグマイアゲイター」と、購入を検討していたモンベルの「アルパインスパッツ」を比較しながら、最終的な選択の理由についてお伝えします。

候補に挙げた2つのゲイター
1. シートゥサミット「クアグマイアゲイター」
- 特徴
- アッパーに防水透湿素材「eVent®」を採用し、耐久性と通気性を兼ね備えています。
- 50mmのベルクロフロントオープニングが草やぬかるみから脚をしっかり保護。
- 擦れから保護するスカッフパッドを装備。
- ボトムストラップは取り外しができて交換可能で長寿命。
- 耐食性に優れた316ステンレス製のシューレースフック。
- スペック
- 素材:アッパー「eVent®ファブリック」
下部「1000Dナイロン」 - 重量:S=300g・M=325g・L=345g・XL=360g
- サイズ:S=38cm(高さ)・M=39.5cm・L=42cm・XL=44.5cm
- 素材:アッパー「eVent®ファブリック」



2. モンベル「アルパインスパッツ」
- 特徴
- ゴアテックス3レイヤー素材を採用し、高い防水性と耐久性。
- 足内側に高強度エッジガードを配置し、アイゼンやスノーシューでの破損を防止。
- ダブルスライダー付きのジッパーで着脱が簡単。
- スペック
- 素材:ゴアテックス3レイヤー
エッジガード「840デニールナイロン」 - 重量:283g(ペア)
- サイズ:S(22–24cm)・M(24–26cm)・L(26–28cm)
- 素材:ゴアテックス3レイヤー
比較ポイント
- 耐久性
シートゥサミットのクアグマイアゲイターは、eVent®ファブリックと1000Dナイロンの組み合わせにより、特に耐摩耗性に優れています。
一方、モンベルのアルパインスパッツも高強度エッジガードを備えていますが、ゲイター全体の素材ではシートゥサミットに軍配が上がります。 - 防水透湿性
両製品ともに防水透湿性に優れた素材を採用していますが、eVent®ファブリックはその軽量さと高い透湿性で知られています。
雪道や湿地で長時間歩く際、足の蒸れを防ぐ能力は非常に重要ですが、これはどちらも大した差はないかなと思います。 - デザインと使いやすさ
クアグマイアゲイターの50mmベルクロフロントオープニングは、簡単に装着できるだけでなく、脚にしっかりフィットします。
モンベルの上下どちらからでも開閉できるジッパーのダブルスライダーも便利ですが、個人的にはベルクロの操作性が勝りました。 - 重量と携行性
モンベルのアルパインスパッツは283gと軽量で、収納サイズもコンパクトです。
一方、クアグマイアゲイターはサイズによりますが、やや重め。
ただし、狩猟用としてはこの差は問題にする必要はないかなと思います。 - 価格とコストパフォーマンス
クアグマイアゲイターが10,450円(税込)に対し、モンベルのアルパインスパッツは9,000円前後。
どちらも高品質な製品であるため、価格差はほぼ考慮しませんでした。
クアグマイアゲイター下部のフック部分を表と裏から撮影してます。


反対側も同じように表と裏です。


クアグマイアゲイターを選んだ理由
最終的に私がシートゥサミットのクアグマイアゲイターを選んだ理由は以下の通りです。
- 耐久性
狩猟ではぬかるみや草の生い茂ったトレイルを歩くことが多いため、擦れや引っかきに強い素材が重要です。
クアグマイアゲイターの1000Dナイロンとスカッフパッドは安心感がありました。 - 防水透湿性
eVent®ファブリックが採用されているので足が蒸れず快適に保たれることは、長時間歩くことになった場合には非常に助かります。 - フィット感
ベルクロフロントオープニングは非常に使いやすく、ボトムストラップも高耐久が期待できてブーツとの相性も良好でした。
フィット感が高いことで、雪や泥の侵入を効果的に防げます。 - デザイン
シンプルで洗練されたブラックのデザインが気に入りました。
これが一番の決め手かもしれませんね。
狩猟用具としての機能性だけでなく、見た目の良さも重要視しました。 - ブーツサイズへの対応
クアグマイアゲイターは対応するブーツサイズが明確で、選びやすかった点も大きなポイントです。
上部はバックルの長さ調整ができてフックで引っ掛ける作りです。

まとめ
雪道や湿地でも足が濡れることなく快適に過ごせ、耐久性の高さが期待できるのは大きなポイント。
特に冬季の狩猟では、足元の保護が最優先事項ですが、このゲイターはその役割を十分に果たしてくれるはずです。

一方で、モンベルのアルパインスパッツも非常に魅力的な選択肢ですし、他メーカーからも沢山の商品がラインナップされています。
様々なレビューを見る限り、やはり「耐久性」という部分では軍配が上がるような気がします。
今回は雪のある季節を前提に選択したゲイターを探した結果ですが、夏に関しても草木が生い茂るところを歩くとなると欠かせないアイテムだと思います。
春から秋用として売られてる商品もあるので、また暖かくなってきたら検討したいと思います。
冬季のアウトドアを楽しむ方に、ぜひ参考にしていただきたいアイテムです。