アマチュア無線3級のCBT試験の攻略法を完全解説
どうも、ヨシヒコです。
今日は猟友会の活動で必要になるであろうアマチュア無線の国家試験を受験してきました。
ハンディタイプのアマチュア無線なので「4級」の資格があれば十分なんですが「アマチュア無線技士第3級(以下、3アマ)」を受験してきました!
結果は無事満点合格(スコア的にはそう)。
受験に至った経緯や試験の流れ、勉強法について詳しく紹介していきますので、これから受験を考えている人や、狩猟で無線を使いたい人の参考になれば嬉しいです。
なぜアマチュア無線が狩猟に必要?
狩猟や有害鳥獣駆除の現場では、猟友会のメンバー同士の連携が重要になります。
山中での移動や待機中に
「どこに獲物がいた」
とか
「こっちに移動する」
といった情報共有が必要になるため、無線が欠かせません。
でも、ここで気になるのが
「業務にアマチュア無線を使っていいの?」
という問題。
実はアマチュア無線は「自己訓練」や「技術研究」など、個人的な活動でのみ使用が認められており、営利目的の業務利用は禁止されています。
そのため、狩猟で使用するのはグレーだと言われることもありました。
しかし、2021年に規制が緩和されて、有害鳥獣捕獲や災害時のボランティア活動、消防団活動といった「社会貢献活動」には使用が認められるようになったんです。
つまり、狩猟も「社会貢献活動」とみなされるケースがあるので、猟友会の活動でもアマチュア無線が使えるようになったわけです。
この規制緩和は本当にありがたいですね!
なぜ3アマを目指したのか?
アマチュア無線には次のような種類があります。
資格 | 送信出力 | 特徴 |
---|---|---|
4級(一般的) | 20W | 講習で取得可能。 狩猟には十分なスペック |
3級 | 50W | 受験の難易度は4級とそれほど変わらない |
2級 | 200W | 難易度が高く、無線工学の知識が必要 |
1級 | 1000W | 最高ランク。 狩猟で使うにはオーバースペック |
最初は4級でいいかなと思ったんですが、色々調べていると3級の難易度もそれほど変わらないことがわかりました。
ならば、4級で20Wに制限されるよりも、3級で50Wまで使える方が有利だと判断。
特に、無線使用は山や谷が多い環境になるので、出力が高い方が安定した通信ができる可能性が高いので
「せっかくなら50Wまで出せる3級を取ろう!」
というわけです。
実際のところ、その出力の無線機を購入しようなんて思ってません(汗)。
ハンディタイプのアマチュア無線は5Wくらいが標準なので4級20Wの範囲内です。
CBT試験を選んだ理由
無線技士の資格は、
• 講習会(試験免除)
• 国家試験(筆記試験)
• CBT試験(パソコンでの試験)
この3つの方法で取得可能です。
講習会
• 受講料が高い(3万円〜5万円)
• 開催場所が限られる
• 受講日程が限られる
国家試験(筆記試験)
• 受験料が安い(約5,000円)
• 年に2回ほどしかチャンスがない
CBT試験
• 全国の試験会場で実施
• 受験日時を自由に選べる
• 受験料は5,000円程度
というわけで、コスパと利便性を考えたらCBT一択です!
CBT試験当日の流れ
今回の試験会場は帯広駅周辺。
予約は10時からだったので、9時半くらいに到着しました。
1. 受付
入口で担当者に予約確認をしてもらいます。
2. 持ち物確認
• 身分証明書を提出
• 携帯や荷物はロッカーに預ける
3. 試験説明
• 白紙のA4用紙1枚とボールペンを渡される
• 試験の手順を説明
4. 試験開始
• パソコン操作で30問(1問5点)
• 法規:16問(80点満点)→ 55点以上合格
• 無線工学:14問(70点満点)→ 45点以上合格
5. 試験終了
• 解答を提出すると即時採点
というか総合スコアが印刷されて渡されます。
結果は…150点!(満点)

勉強法とコツ
CBT方式の3級試験は、出題傾向がほぼ決まっています。
おすすめの勉強法は以下の通り。

✅ 「完全丸暗記」でOK!
• 公式問題集や過去問をひたすら解く
• 試験問題の大半は過去問と類似
✅ 無線工学はパターンを覚える
• 回路やアンテナ関連はパターン化されている
✅ 法規は過去問ベース
• 特に「電波法」の条文を覚える
こちらの問題集1冊で合格できるとの情報をネット上から頂きました。
本当に受かるだけならこの1冊で問題ありません。
また、心配性な自分は下記のサイトで例題をたくさん解きました。
満点合格を目指すなら多くの問題に触れて、ちょっとした気づきを積み重ねると簡単です。
ちなみに試験は4択です。
例題をたくさん解くためのサイト
http://srz.a.la9.jp/hamtest/
アマチュア無線を狩猟に活かそう!
アマチュア無線3級を取得したことで、猟友会の活動における通信がスムーズになるのはもちろん、災害時やアウトドア活動でも役立つことがあるかもしれません。
特に、山中で携帯が圏外になることが多い狩猟活動では、無線があるだけで安心感が違います。
さらに、緊急時に助けを呼べる可能性が高まるのも大きなメリットです。
まとめ
• 狩猟や有害鳥獣駆除ではアマチュア無線が使用可能
• 出力が50Wになる3級は狩猟に最適
• CBT試験はコスパ&手軽さ抜群
• 勉強は「過去問重視」で効率よく!
アマチュア無線3級の取得で、狩猟活動がさらに安全で楽しくなるはず!
ぜひ、興味のある方はチャレンジしてみてください!