猟友会帯広支部開催の新人狩猟研修会へ参加してきました!浦幌支部・浦幌ジビエさんの協力

猟友会

どうも、ヨシヒコです。

浦幌ジビエに8時集合の研修会。
今日は冷え込みが増してマイナス15度前後。

知ってる人は沖銃砲火薬店の富田さんや沖さん、前日のサイト合わせの際に射撃場でお世話になった帯広支部長や芽室部会長だけ。

人見知りの自分ですが充実した研修会となりました。

猟友会浦幌支部の方々が大勢協力してくださって成り立ってるんだなと感じます。
また、「浦幌ジビエ」さんの方々が場所を提供してくださり、鹿の解体の研修ができることも大きな存在です。

本当に多くの方々の協力があって成り立ってる猟友会。
素晴らしい方々ばかりだなと感じました。

8時から全体で挨拶などをしながら猟場へ移動。
ベテランの方々に新人が教わるため、ベテランの猟師さん1人に新人の3人ほどが1グループとなって浦幌川沿いの土手下に並んで待機します。

猟法は「巻き狩り」と言われるもの。

新人の僕たちに撃たせるための研修なので、追い立てられた獲物を仕留める射手であるマチ(待ち子)がが新人の役目。
地域によってはタツマ(立間)と呼ぶようです。

そして、獲物を追い立てて射手のいる方向に追い出す役をセコ(勢子)と言います。
この役目を猟友会浦幌支部の方々がやってくれました。

この研修会のために猟場を休ませていたのでは?
という話もお聞きしたので、本当に感謝ですね。

待つこと1時間くらいでしょうか。
僕は端の配置だったのですが、残念ながら鹿を見ることはできず。
もちろん銃を撃つこともなく終了です。

しかし、銃声が10発から20発くらいは聞こえたので、何頭かは仕留められたような気配。

ベテランの方々が無線で情報交換しながら終了の合図。

それから「浦幌ジビエ」さんに移動すると6頭の鹿が横たわっていました。

それから「浦幌ジビエ」さんのプロによる鹿の解体を見学。
説明を聞きながら動画を撮ったので再度確認しながら次に繋げようと思います。

その後は新人の方々でベテランの猟師さんに手伝ってもらいながら、アドバイスを聞きながら解体の実践。

これが本当に大変な作業です。

大切な命を美味しくいただくための作業は難しい。

驚いたのは気温がマイナスで、命が絶えてから2時間ほど経っているのに鹿の肉体は温かい。

まさか今日で命が亡くなるなんて鹿さんも思っていない。
複雑な思いはあったけど、自分自身が息をしている鹿を撃ったわけではないので実感が湧いてこない。

だけど今さっきまで山や森を走り回りながら生きるために行動していた動物であることには変わりない。

普段の食卓や外食は、誰かが命を殺めて加工されたものが目の前に並んでいる。
誰かがやらないと肉を食べることはできない。

別に命を殺めるところを見なくても肉は食べ続けることはできる。
でも、本当の意味で「いただきます」の気持ちを持って食事をしながら生きることができるだろうか。

「生きるとは殺すこと」

本当にそうしないと人間は生きていくことができないし、誰かが命を殺めてることを知ることが本当の理解に繋がるのでは?

そんな考えもあって狩猟の世界へ足を踏み入れました。

命を無駄なくいただくこと。
そして生かされてる自分がいること。

そんなことを深く理解していきたいと思います。

持ち帰られる部分は自由に持ち帰って良いことになってましたが、弾の当たる箇所や血抜きなどの処理がされてないまま時間が経ってしまったことなどから、僕が解体した鹿さんは狩猟のお供をしてる犬たちの餌となりました。

これも一つの命の循環ですね。

僕たちの食生活を支えてくださる農家さん。
もちろん生活もかかってる農家さんです。

収穫できない状態に荒らしてしまう動物や鳥は「有害鳥獣」と言われます。

人間の生活に害を及ぼす鳥獣は捕獲の対象となります。

その命を捕獲だけで終わらせることなく、「食」に繋げる活動も大切なことだと感じます。

まだまだ理解は浅いけど、ずっと考えながら狩猟の世界を深掘りしていけたらなと思います。

ちなみに、モーラナイフで問題なく解体作業ができました。
ついでに自分の血抜きをしてしまったことは反省です(汗)。

タイトルとURLをコピーしました